外壁ひび割れ・クラックの種類と対処法【なごみペイント仙台】

外壁ひび割れ・クラック対処法

種類別の原因と対処法を徹底解説

[外壁ひび割れのイメージ画像]

外壁ひび割れ・クラックとは

外壁に入ったひび割れ(クラック)は、放置すると雨水が浸入して内部腐食が進む危険な劣化現象です。ひび割れの「種類」によって原因や対処法は大きく異なります。

このコラムでは、ヘアークラック・構造クラック・乾燥クラックの3種類について、なごみペイント(仙台市)が詳しく解説します。

3
主要なクラック種類
雨水浸入のリスク
早期
対処が重要

外壁ひび割れの3つの種類

1. ヘアークラック(0.3mm未満)

ヘアークラックは、塗膜の表面に入る細いひび割れです。髪の毛ほどの細さから「ヘアー」という名称がついています。

特徴

  • 幅が0.3mm未満の細いひび割れ
  • 塗膜の表層に留まり、下地には達しない
  • 塗膜が乾燥時に収縮して生じる
  • 一般的に数年で増加傾向
[ヘアークラックの拡大画像]

2. 構造クラック(0.3mm以上)

構造クラックは下地(モルタル、サイディング、コンクリート)にまで達する深いひび割れです。外壁材自体の割れなので、対処が重要です。

特徴

  • 幅が0.3mm以上で、肉眼で明らかに確認できる
  • 外壁材の下地を貫通している
  • 地震、建物の沈下、施工不良が原因
  • 雨水が直接浸入するリスクがある
[構造クラックの拡大画像]

3. 乾燥クラック

乾燥クラックはモルタル外壁に特有の劣化現象です。モルタルが乾燥する際の収縮によって生じるもので、複数のひび割れが網目状に入ることもあります。

特徴

  • モルタル外壁に多く発生
  • 施工後1〜2年で初期症状が出ることが多い
  • 複数の細いひび割れが網目状に入ることもある
  • 時間経過とともに拡大する傾向
[乾燥クラックのイメージ画像]

ひび割れが発生する原因

経年劣化

建物は常に温度・湿度の変化にさらされています。外壁材は膨張・収縮を繰り返し、数年経つとその繰り返しによる疲労でひび割れが生じます。

地震

地震による揺れは外壁に大きなストレスを与え、特に構造クラックの原因になります。宮城県は地震が多い地域のため、地震による外壁ダメージが多く報告されています。

施工不良

施工の際、下地処理が不十分だったり、塗膜の厚さにばらつきがあると、ひび割れが生じやすくなります。

下地の動き

建物の沈下、木材の乾燥による収縮、鉄筋の錆による膨張など、下地の動きがひび割れの原因になることがあります。

モルタルの乾燥収縮

モルタル外壁の場合、施工後の乾燥過程で収縮し、乾燥クラックが発生します。これは避けられない現象ですが、品質の良い施工で最小化できます。

クラックの種類別比較表

項目 ヘアークラック 構造クラック 乾燥クラック
0.3mm未満 0.3mm以上 0.5mm前後
深さ 塗膜表層のみ 下地を貫通 モルタル全層
雨水浸入リスク 低い 非常に高い 高い
主な原因 塗膜乾燥 地震、沈下 施工後乾燥
対処の緊急度 中程度 高い(急務) 高い
推奨対処法 弾性フィラー+塗装 Vカット+シーリング+塗装 弾性フィラー+塗装

ひび割れの対処法

ヘアークラックの対処法

ヘアークラックは表層の割れなので、弾性フィラーで補修した上で塗装するだけで十分です。

1

高圧洗浄

外壁表面を高圧水で洗浄し、汚れやチョーキング粉を除去

2

弾性フィラー充填

ヘアークラック部分に弾性フィラーを充填。建物の動きに対応できる柔軟性がある

3

下塗り

シーラーまたはプライマーを塗布して、下地の吸収ムラを調整

4

中塗り・上塗り

耐候性に優れた塗料で2回塗装し、保護膜を形成

構造クラックの対処法

構造クラックは下地を貫通しているため、単なる塗装では対応できません。「Vカット」と呼ばれる専門的な補修が必要です。

1

Vカット(ひび割れ拡大)

ひび割れの両側を斜めにカットしてV字形にする。これにより、シーリング材が内部に深く入り、密着性が向上

2

シーリング充填

ポリウレタン系またはシリコン系のシーリング材をVカットした溝に充填

3

下塗り・塗装

シーリング箇所を含めて、外壁全体をプライマー→中塗り→上塗りで仕上げる

構造クラックに関する注意

幅が大きい構造クラック(1mm以上)や複数箇所に入っている場合、単なる表面補修では対応できないことがあります。建物の構造的な問題の可能性があるため、建築士による診断が推奨されます。

乾燥クラックの対処法

乾燥クラックはモルタル外壁に多いため、弾性フィラーで補修した上で、弾性塗料を使用することが重要です。

1

下地処理

ひび割れ部分の周囲を清掃し、浮いた部分があれば除去

2

弾性フィラー充填

ひび割れに弾性性に優れたフィラーを充填

3

弾性塗料での塗装

エスケー弾性プレミアムシリコン等の弾性塗料で仕上げ。再発を防止できる

再発防止と弾性塗料

弾性塗料の役割

弾性塗料は、建物の微細な動きに対応できる柔軟性を持つ塗料です。通常の硬い塗膜では対応できないひび割れの再発を防げます。

弾性塗料の特徴

  • 伸縮性:外壁の微細な動きに追従できる
  • クラック防止:ヘアークラック程度であれば塗膜でカバー
  • 防水性:雨水の浸入をより効果的に防止
  • 耐久性:通常塗料と同等かそれ以上の耐久性

おすすめの弾性塗料

  • エスケー弾性プレミアムシリコン:高い弾性と耐候性のバランスが優れている
  • 日本ペイント ファイン弾性フッソ:フッ素樹脂の優れた耐候性に弾性を加えた製品
  • なごみペイント推奨:NAGOMIシリーズ弾性タイプ:ラジカル制御+弾性機能で高い性能を発揮

弾性塗料の選択時の注意

弾性塗料は吸水性が若干高いため、通気性の良い外壁(通気工法のサイディング等)に適しています。土壁やRC造では通気工法が必須になることがあります。

よくあるご質問

Q1. ヘアークラックと構造クラックの見分け方は?

簡易的には「0.3mmを基準に」判断できます。通常、フローリングの隙間(1mm程度)と比較すると、ヘアークラックはそれよりも細いです。ただし正確な判断には、なごみペイントの無料診断をお勧めします。当社では拡大鏡やサーモグラフィーで内部の割れ方も確認します。

Q2. 構造クラックは放置するとどうなりますか?

構造クラックは雨水が直接下地(モルタルやサイディングの内部)に浸入する経路になります。浸入した雨水は外壁材の裏側(躯体側)から腐食を進め、最終的には木材腐食やシロアリ被害につながります。修繕費用が大幅に増加するため、発見したら早期に対処することが重要です。

Q3. 乾燥クラックは新築直後に出るのですか?

はい、モルタル外壁の場合、施工後1〜2年のうちに乾燥クラックが出ることが多いです。これはモルタルが乾燥する際の自然な収縮によるもので、完全には避けられません。ただし施工品質の良い職人であれば、クラック幅を最小化することは可能です。

Q4. クラック補修と塗り替えどちらを優先するべき?

基本的には「クラック補修+全体塗り替え」を同時施工することをお勧めします。クラック補修だけでは他の箇所の劣化に対応できませんし、全体塗り替えだけではクラック箇所の密着性に不安が残ります。足場費用の観点からも、同時施工が経済的です。

Q5. 弾性塗料とラジカル制御塗料どちらを選ぶべき?

外壁の状態で判断します。ひび割れが多い、または再発が懸念される場合は弾性塗料を優先。経年劣化による粉の吹きが主な問題であれば、ラジカル制御塗料がお勧めです。NAGOMIシリーズの「弾性ラジカル制御塗料」を選べば、両方の利点を享受できます。なごみペイントへのご相談をお勧めします。

外壁のひび割れでお困りですか?

なごみペイント(仙台市)では、ひび割れの無料診断・見積もりを承っています。
ご自身で判断せず、まずは当社の専門職人にご相談ください。

なごみペイントの強み

  • 建設業許可・一級建築士在籍
    一般建設業許可(塗装工事業)を保有し、一級建築士が在籍
  • 自社一貫体制(20〜30名)
    足場・防水・板金・大工まで自社スタッフ。中間マージンなし
  • ショールーム完備・宮城県内複数店舗展開
  • 関西ペイント リフォームサミット最上位「プラチナ塗装店」認定

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