塗装できない屋根材とは?
屋根塗装を検討中のあなたへ。実は塗装しても効果がない屋根材が存在します。
一般的な塗装業者の多くが「利益のため」に塗装を勧めていますが、実際には塗装が無意味どころか逆効果になる屋根材があります。これらの屋根材に塗装すると、基材ごと剥がれたり、さらなる劣化を招いたりするリスクがあります。
本記事では、宮城県で活動する一級建築士が在籍するなごみペイントが、塗装不可屋根材の見分け方と、正しい対処法(カバー工法・葺き替え)について詳しく解説します。
塗装できない主な屋根材一覧
1. コロニアルNEO(コロニアルネオ)
問題点: コロニアルNEOは層間剥離が深刻で、基材そのものが非常に脆弱です。塗装しても基材ごと剥がれる可能性が高く、塗装費用は完全に無駄になります。築年数が2001年~2008年の住宅は要注意です。
2. パミール
問題点: パミールは業界でも最も有名な問題屋根材です。ミルフィーユのように層が剥がれ、塗装後すぐに塗膜ごと剥離します。手で割れるほど脆く、塗装は全く効果がありません。
3. セキスイかわらU(かわらU)
問題点: アスベスト含有版は比較的丈夫ですが、ノンアスベスト版(特に1990年以降の製品)は崩壊します。表面だけでなく内部から劣化し、手で割れるほど脆くなります。
4. レサス
問題点: レサスも1990年代後半のノンアスベスト移行期の製品で、層間剥離や割れが多く発生します。塗装による効果は期待できません。
5. グリシェイドNEO
6. ザルフ
7. アーバニー
問題点: デザイン性重視のため基材が薄く割れやすい傾向があります。アスベスト含有の場合は処理費が別途必要になる可能性があります。
8. シルバス
なぜこれらの屋根材は塗装できないのか?(技術解説)
1990年代後半から2000年代前半のアスベスト禁止移行期に、多くのメーカーが「ノンアスベスト代替素材」を急いで開発しました。しかし、このときの代替素材の耐久性は十分ではありませんでした。
基材の劣化メカニズム
塗装不可屋根材の基材は、以下の理由で急速に劣化します:
- 化学的脆弱性: 代替素材の化学構造が不安定で、紫外線や水分の影響で結合が崩壊
- 層間剥離: 複数の層からなる構造が、温度変化で膨張・収縮し、層同士が剥がれる
- 内部からの劣化: 表面から見ると大丈夫でも、内部は崩壊している状態
塗装は表面処理にすぎません。 基材そのものが劣化していては、いくら高級な塗料を塗っても効果がありません。むしろ、塗膜が基材の劣化を加速させ、塗膜ごと剥がれてしまう可能性があります。
一般の塗装業者の多くがこの事実を理解していないため、「屋根が古いので塗装しましょう」と無責任に勧めてしまい、トラブルになるケースが後を絶ちません。
正しい対処法:カバー工法 vs 葺き替え
塗装不可屋根材の唯一の正しい対処方法は、カバー工法または葺き替えです。
A. カバー工法(推奨)
既存屋根を撤去せず、その上に防水シートとガルバリウム鋼板を被せる方法です。
メリット
- 既存屋根の解体が不要 → 廃材処理費が大幅削減
- 工期が短い(5~7日)
- 費用を抑えられる(最も経済的)
- 断熱性が向上 → 冷暖房費削減
- ガルバリウム鋼板は30年以上の耐久性
デメリット
- 屋根が二重構造になるため、わずかに重量増加
- (ただしガルバリウム鋼板は軽金属なので実際の負担は少ない)
- 屋根下地の腐食をそのまま隠す形になる
工期: 5~7日
B. 葺き替え
既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を施工する方法です。
メリット
- 屋根下地も確認・補修できる
- 腐食していれば直した上で新しい屋根を乗せられる
- 屋根重量の問題がない
- 50年近い長期的な安心感
デメリット
- 費用が高い(カバー工法より30~40万円以上高額)
- 工期が長い(7~10日)
- アスベスト含有屋根なら処理費が別途発生(10~20万円)
- 廃材が多く処理費も多くかかる
工期: 7~10日
比較表:カバー工法 vs 葺き替え
| 項目 | カバー工法 | 葺き替え |
|---|---|---|
| 費用 | 80~120万円 | 120~180万円 |
| 工期 | 5~7日 | 7~10日 |
| 既存屋根の解体 | 不要 | 必須 |
| 屋根下地の確認・補修 | 確認できない | 確認・補修可能 |
| 耐久年数 | 30年程度 | 40~50年 |
| 重量増加 | わずかあり | なし |
| 廃材処理費 | 少ない | 多い |
| アスベスト処理費 | 不要 | 必要な場合あり(10~20万円) |
| 推奨される場合 | 予算重視、工期短縮が必要な場合 | 長期的に安心したい場合、屋根下地に不安がある場合 |
アスベスト含有屋根材の注意点
2004年以前の屋根材はアスベスト含有の可能性があります。
- アスベスト含有屋根を撤去する場合、法定基準に基づく特殊処理が必要
- 処理費用が別途10~20万円程度発生
- カバー工法ならアスベスト処理不要(既存屋根をそのまま隠すため)
- 法定基準を守らない業者の選択は避けるべき
なごみペイントなら安心の理由
自社一貫体制による5つのメリット
なごみペイントは自社に板金職人がいます。 これが他の塗装店と大きく異なります。
一般の塗装店との違い
一般の塗装店の場合:
- カバー工法や葺き替えを外注 → 仲介費が上乗せ → 総費用が高額
- 品質管理が困難 → トラブル時に責任が曖昧に
- 「塗装で対応できる」と無責任に勧める → 後々トラブル
- 足場も外注 → 複数業者の調整が必要 → 工期が延びる
なごみペイントは全て自社対応だから、費用も品質も信頼できます。
あなたの屋根材を確認する方法
自分でできる確認方法(高所作業は避けてください)
- 建築時の図面・仕様書を確認
最も確実な方法です。建築時の仕様書に屋根材の製品名が記載されています。 - 屋根の刻印を確認(望遠鏡やドローンで)
屋根材には製品名や製造メーカーの刻印があります。「COLONIA NEO」「PAMIRE」「SEKISUI」などの刻印があれば要注意。 - 築年数から推測
2001年~2008年に建てた住宅は、コロニアルNEO・パミール・レサスなどの問題屋根材が使われている可能性が高い。 - 屋根の外観から判断
ミルフィーユ状の剥がれ、著しい反り、大きな割れが見られる場合は、塗装不可屋根材の可能性が高い。
屋根での作業は非常に危険です。足を滑らせると命にかかわります。確認は地面から、または安全な方法で行ってください。
確実に知りたい方は、無料診断をご利用ください
なごみペイントの一級建築士が、実際に現地で屋根の種類と状態を正確に診断します。写真撮影とドローン調査で安全に進めます。
宮城県全域対応
よくある質問(FAQ)
塗料と基材の密着性が悪く、1~3年後に塗膜が剥がれてしまいます。さらに悪い場合は、塗膜とともに屋根材の表層が剥がれることもあります。また、塗膜が基材の劣化を早める可能性もあります。既に塗装済みの場合は、塗膜をはがして根本的な対処(カバー工法や葺き替え)を検討してください。
予算重視なら:カバー工法費用が安く、工期も短いため、費用を抑えたい場合に最適です。
長期的な安心が必要なら:葺き替え屋根下地も確認・補修でき、50年近い耐久性が得られます。ただし費用が高く工期も長いです。
一級建築士が在籍するなごみペイントなら、あなたの住宅の状況と予算に最適な方法を提案します。
屋根に付着したアスベストは、通常の使用では飛散しません。危険なのは撤去時です。カバー工法ならアスベスト処理が不要なため、リスク・費用ともに回避できます。葺き替えを選ぶ場合は、アスベスト含有の診断と法定基準に基づく処理が必須です。
ガルバリウム鋼板を使用した場合、30年以上の耐久性が期待できます。その後、ガルバリウム部分だけを塗り替えるか、下地ごと新しくすることが可能です。カバー工法は一度の工事で30年の安心が得られるため、大変コストパフォーマンスが高い方法です。
はい、同時施工をお勧めします。足場を共有できるため、足場費用を大幅削減できます。通常、足場費用は工事総額の15~20%ですが、同時施工で1回分の足場費用削減が実現します。なごみペイントなら自社で塗装・屋根工事・足場をすべて対応するため、調整も簡単で、追加費用も発生しません。
はい、大丈夫です。これらはコロニアルNEOより後の製品で、基材の耐久性が大幅に改善されています。通常の屋根塗装が可能です。ただし、築年数が長い場合や表面の状態によっては、事前の無料診断をお勧めします。
危険ですので、屋根に登らないでください。 足を滑らせると命にかかわります。代わりに、建築時の図面確認、刻印の確認(望遠鏡やドローン)、築年数からの推測などで判断できます。確実に知りたい場合は、なごみペイントの無料診断で、安全かつ正確に確認します。
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